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小林陵3位 4戦連続表彰台 W杯ジャンプ男子

ノルディックスキーのワールドカップジャンプ男子で3位に入り、喜ぶ小林陵侑=1日、ロシア・ニジニータギル(EPA時事)

 【ニジニータギル(ロシア)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は1日、ロシアのニジニータギルで個人第4戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、小林陵侑(盛岡中央高-土屋ホーム)が134メートル、130メートルを飛び、262・0点で3位に入った。1回目で首位に立ち、2回目に逆転されて3連勝は逃したが、開幕から4戦連続の表彰台となった。

 ヨハンアンドレ・フォルファン(ノルウェー)が135・5メートル、129メートルを飛び、264・4点で今季初勝利を挙げた。通算3勝目。

 中村直幹(東海大)は27位、小林潤志郎(盛岡中央高-東海大-雪印メグミルク)は30位。葛西紀明(土屋ホーム)、竹内択(北野建設)、伊東大貴(雪印メグミルク)は2回目に進めなかった。

3連勝逃す

 小林陵は1回目にヒルサイズの134メートルに到達する大ジャンプで首位に立った。しかし、2回目は130メートルともう一つ距離を伸ばせず、着地後に首をかしげた。1回目3位のフォルファンに逆転され、「(2回目は)ちょっと物足りない感じが残った。思い切りのないジャンプだった」と苦笑いした。

 日本男子の3連勝は船木和喜が1997~98年シーズンのジャンプ週間で記録したのが最後。21季ぶりの快挙はならなかったが、今季は優勝2回、3位が2回と全4戦でトップ3をキープし、欧州の実力者たちを抑えて総合得点でもトップに立つ。

 ただ、本人は絶好調にも浮かれた様子を見せない。「たぶん小さいことで狂ったり、また良くなったりというのはあると思う。そういうシーズンに学べればいい」。マイペースを貫いて、戦い抜く覚悟だ。

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