一関・平泉

おらの作務衣よがすぺ JA平泉女性部大会 初のファッションショー

JAいわて平泉女性部大会と家の光大会で初開催された「おらほのファッションショー」。各中央支部員が使い勝手良く工夫した服や小物を身に着け、ポーズを決めた

 2018年度JAいわて平泉女性部大会と家の光大会は5日、一関市大手町の一関文化センターで開かれた。初めてファッションショーが開かれ、同JA女性部の中央支部9団体が出演。各支部員がモデルとなり、家事や農作業をしやすく工夫したり、古着を再利用したりした服を披露した。

 同大会は元気な地域づくりを進め、同JA女性部員らが交流と理解を深めるために毎年開催。JAグループの出版・文化団体による総合家庭雑誌「家の光」の活用を進める場にもなっている。今年度は同JAの女性部員や職員、家の光愛読者ら約950人が参加した。

 初開催された「おらほのファッションショー」には、同JA女性部各中央支部が東山、藤沢、川崎、平泉、花泉、千厩、大東、一関、室根の順に登場。支部員が家の光などを参考に作った服や小物を身に着けてポーズを決め、支部長が観客に見どころを紹介した。

 着古したシャツを生かしたアームカバーとエプロン、たんすに眠っていた着物で仕立てたドレスや作務衣(さむえ)、米袋や新聞紙のエコバック、避難先で役立つ物を縫い付けられる防災頭巾、収穫した農作物を運べるエプロンなど、身近な材料を使い勝手良くした物がずらり。発表方法も寸劇を交えたり、菓子を客席に投げ入れたりと趣向が凝らされ、会場を沸かせていた。

 同市東山町から訪れた佐藤和子さん、佐藤愛子さん、片沼玉子さんは「農家が動きやすいように工夫、改良されていて素晴らしかった」と感心していた。自らも室根中央支部で出演した同JA女性部の佐藤幸子部長は「こんなにいっぱいの作品が出てくるとは思わなかった。大成功」と講評していた。

 会場では、ニンジン料理コンクールやJA生活シーダー講習会、家の光の記事を活用した作品の展示を併催。アトラクションや、IBC岩手放送・放送本部報道局アナウンス部長の菊池幸見さんの記念講演も行われた。

momottoメモ

よがすぺ 「良いでしょう?」といった意味で使われる方言。「えがすぺ」とも。
【例】(炉端語り 衣川の方言から「車」より)
・何ぼでもえーほ(良い方)の車がえがすぺだら。


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