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雄星投手らがトーク JAいわてグループ 野球の魅力伝える

トークセッションで野球の魅力を伝える(左から)菊池投手、高橋投手、千葉投手

 JAいわてグループが主催する「野球フォーラム」は9日、盛岡市内で開かれた。プロ野球西武の菊池雄星投手(27)をはじめ、楽天の千葉耕太投手(20)、広島の高橋樹也投手(21)の花巻東高出身の3人がトークセッションを繰り広げ、野球の魅力を伝えた。

 スポーツを通じた人材育成などを目的に、野球に励む小中高生、指導者らを対象に開催。約3000人が参加した。

 トークセッションでは、3投手がそれぞれの小学生時代を振り返りながら、来場した野球少年らの質問や相談に答えた。「相手チームが強くて元気が出ないときはどうすればいいのか」という質問について、千葉投手は「最後まで諦めないことが大事」、高橋投手は「仲間と円陣を組んで声を掛け合おう」などと助言。菊池投手は「楽しいときに頑張れる選手はたくさんいるが、苦しいときに声を出せる選手が一番強い。負けそうな時こそ、チームワークを発揮してほしい」と呼び掛けた。

 このほか、3投手は正しい投球フォームを伝授したり、小学生の頃に好きだったプロ野球チームを特別に明かすなどして会場を沸かせた。野球の上達を目指す子供たちに対し、米大リーグに挑戦する菊池投手は「自分も中学生でようやくエースになったので、野球がどのように成長するのかは人それぞれ。努力をすれば必ず目標に近づけるので、長く野球を続けて頑張ってほしい」とエールを送った。

 滝沢市の川前スポーツ少年団の中津山颯空選手(小学6年)は「やっぱり努力が大事だと感じた。トレーニングの話も参考になった」と目を輝かせていた。

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