北上・西和賀

髙橋氏、3選出馬表明 北上市長選 協働のまちづくりに意欲

北上市議会一般質問で次期市長選に出馬表明する髙橋氏

 北上市長の髙橋敏彦氏(63)は11日、市議会12月通常会議の一般質問で、次期市長選(2019年4月14日告示、21日投開票)の対応を問われ「来年度以降も市政を担わせていただきたい」と、3選出馬を正式表明した。市長選への立候補表明は髙橋氏が初めて。【3面に関連】

 高橋光博氏(新清会)の質問に、髙橋氏は「就任以来、人口減少社会でも持続可能なまちづくりへ市内各地区が地域資源を生かしそれぞれの色に咲き誇り、連携し共生するあじさい都市の環境づくりに努めてきた」と切り出した。

 1期目は東日本大震災からの復興や自治基本条例制定、保育料軽減、児童の医療費無料化拡充、懸案の工業団地特別会計健全化など、2期目は拠点間交通運行など公共交通のネットワーク再構築をはじめ東芝メモリ新工場誘致、農業支援、産業支援両センター開所による産業振興の環境整備などに努めた実績を強調。「マニフェスト(政策綱領)に掲げた市の将来像実現へ一定の成果を得ることができた」と力を込めた。

 その上で「これまで引き継いできた当市の発展を次世代につないでいくため、来年度以降も市政を担わせていただき、引き続き岩手の元気なまちづくりを牽引(けんいん)する。北上市らしく市内16地区の個性を生かしながら連携して、花を咲かせられる協働のまちづくりに取り組んでいきたい」と意欲を示した。

 無所属で政党には推薦要請しない方針。33支部で構成する後援会(中村好雄会長)を軸に活動する。▽子育て環境充実▽産業振興▽都市プロモーション▽公共交通システム構築-を公約の軸とする考え。

 市長選は告示まで4カ月となり、今後は新人の擁立が焦点となる。

 髙橋 敏彦氏(たかはし・としひこ)日本大大学院理工学研究科修士課程修了。髙橋設計代表取締役、NPO法人いわてNPO-NETサポート代表理事などを経て2011年4月北上市長選で初当選。現在2期目。同市和賀町出身。

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