北上・西和賀

展勝地整備に一役 北上信金70周年記念 標柱と石碑お披露目

桜御影石製の新しい標柱の除幕を行う木村理事長(右)と髙橋市長

 北上信用金庫(木村幸男理事長)が、北上市の市立公園展勝地周辺に設置を進めていた標柱5基と石碑1基が完成し、14日に現地でお披露目された。関係者が新たな観光表示の完成を喜び、2021年の展勝地開園100周年に向けた盛り上がりに期待した。

 同信金が創立70周年記念事業の一環として、設置費用を含み総額約250万円相当を市に寄贈。開園100周年を前に桜並木にある老朽化した木製標柱2基を撤去し、新たに桜並木付近に3基と展勝地エリア一帯の陣ケ丘に2基の合わせて5基の標柱を新設。また、展勝地野球場側入り口にあった石碑1基を更新した。

 桜の名所にちなんで標柱、石碑のいずれも桜御影石を採用。標柱の大きさは直径20センチほどで高さは2・3メートル。栗の木で作られていた古い標柱を再利用して表示板に活用し、「北上市立公園展勝地」の文字はかつての字体を生かした。また、石碑は幅2・5メートル、高さ約1メートル。古い石碑からブロンズ製の文字盤を切り抜き新しい石碑に移設。いずれも開園からの歴史を次世代につなぐ思いが込められている。

 同日は、市や同信金などの関係者約20人が出席して、展勝地レストハウス側の桜並木入口付近でお披露目式が行われた。木村理事長と髙橋敏彦市長が除幕を行うと新しい標柱が姿を現し、出席者が拍手をして完成を喜んだ。

 木村理事長は「創立記念事業として取り組んだもので、開園100周年の整備に少しでも役立てていただきたい」と話し、髙橋市長は寄贈に感謝した上で「開園100周年に向けさまざまな整備を進めており、案内板整備など残る工事をしっかり行い、100周年には素晴らしい景観になるよう整備を進めたい」と意欲を示した。

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