奥州・金ケ崎

カラーガード隊発足 奥州市消防団 県内初 女性団員に活躍の場

奥州市消防団に新たに設置されたカラーガード隊の隊員

 奥州市消防団カラーガード隊(伊藤トヨ隊長)の発隊式は17日、市役所で行われた。カラーガード隊は女性消防団員で構成され、消防行事などで消防団音楽隊の演奏に合わせてフラッグ演技を披露する。消防団内に設置されたのは県内初で、隊員は火災予防のPR活動などに決意を新たにした。

 式では、小原勝喜団長がカラーガード隊の女性隊員に辞令を交付し、「消防団のPRや災害時の活動支援などに協力をお願いしたい」と訓示。小沢昌記市長は「カラーガード隊員としての認識と自覚を持ち、まちの安全・安心のため、持てる力を尽くしてほしい」と激励した。

 カラーガード隊としてフラッグ演技を行う隊員は現在、農業やパート、市臨時職員ら29~58歳の主婦8人。高橋厚子キャプテン(58)=同市衣川=は「カラーガード隊の結成により、消防団に関心を持ってもらい、女性消防団員が増えてくれれば」と抱負を語った。

 市消防団員数(17日現在)は1808人で、49人の女性消防団員が所属しているが、存在があまり知られていないため、女性消防団員の意識低下が懸念される状況となっている。

 このため、カラーガード隊の活動によって女性消防団員の認知度を向上させ、女性消防団員ならではの活動の活性化につながることが期待されている。また、カラーガード隊のユニホームや行進を多くの人たちに見てもらうことで、消防団のイメージアップ、消防団への加入につなげることを目指している。2019年1月14日の市消防出初式で演技を初披露する。

 カラーガード隊の入隊条件は、市消防団の団員として活動できる人で、市内に在住か勤務する18歳以上の女性。

 問い合わせは市市民環境部危機管理課=0197(24)2111、内線217=へ。

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