小林陵 快進撃に手応え ジャンプ週間控え一時帰国
ノルディックスキー・ジャンプ男子の今季ワールドカップ(W杯)前半戦で初勝利を含む4勝を挙げた小林陵侑(盛岡中央高-土屋ホーム)が18日、欧州遠征から帰国した。成田空港で取材に応じ、「初優勝はあまり実力ではない感じだったが、だんだん自信がついてきた」と手応えを口にした。
年末には再び渡欧し、ドイツとオーストリアで計4戦が行われる伝統のジャンプ週間に臨む。「五輪と同じぐらい大きなイベントで、楽しみ。今のところあまり不安はないので、うまくやっていけたら」と抱負を語った。
土屋ホームで監督を兼任する46歳の葛西紀明も一緒に帰国。まな弟子の快進撃に「今の調子であれば、誰にも負けない」と太鼓判を押す一方、「うれしいのと、ライバルとしては悔しい気持ちもある」と刺激を受けた様子だった。【時事】