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釜石でラグビー代表戦 来年7月・鵜住居スタジアム 日本―フィジー

交通輸送、警備など検証

 2019年9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)の前哨戦として、来年7月に釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで日本-フィジーの国際試合が行われることが決まった。県や市の関係者らで構成するラグビーW杯釜石開催実行委員会は、この試合をW杯のテストマッチと位置付け、交通輸送や防災対応などを検証する方針だ。

 日本ラグビーフットボール協会は18日、W杯に先立ち来年7月に開幕する「ワールドラグビーパシフィック・ネーションズカップ2019」での日本代表の試合日程を発表。トップチームよりワンランク下とされるチームのレベルアップを図る国際大会で、同協会が主体となって運営される。大阪の花園ラグビー場やフィジーを会場に開かれ、日本代表を含む6カ国ほどが参加する。

 釜石鵜住居復興スタジアムでは7月27日、日本代表とフィジー代表が対戦。フィジーは世界ランキング8位で、W杯でも9月25日に同スタジアムでウルグアイとの試合が決定している。

 W杯に備え、実行委は来夏までに仮設席を含めた1万6000席を同スタジアムに整備。前回のW杯で強豪南アフリカに勝利した日本代表が出場するとあって、7月の前哨戦は満席になることが予想されている。実行委はこの試合をテストマッチとして、シャトルバスなどを活用した観客の輸送や災害時の避難の呼び掛け、警備態勢などを検証する。

 県ラグビーW杯2019推進室の高松秀一大会運営課長は「日本代表の出場で、全ての席が埋まることが期待される。W杯本番に向けてしっかり検証し、受け入れ態勢を整えたい」としている。

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