初滑り、ゲレンデに歓声 越路/ひめかゆ/国見平 奥州3スキー場オープン
奥州市の越路(同市江刺)、ひめかゆ(同市胆沢)、国見平(同市衣川)の3市営スキー場で22日、スキー場開きが行われ、安全祈願や式典などを催し、今季の順調な運営を願った。初日から滑走可能となった国見平、ひめかゆの両スキー場ではリフトが無料開放され、スキーヤーやスノーボーダーが滑走を楽しんだ。
国見平スキー場では約40人が出席して安全祈願祭とスキー場開きを実施。神事に続き、第1ペアリフト前で小沢昌記市長らがテープカットのセレモニーを行い、リフトを稼働させた。
同スキー場の積雪量は30センチで全面滑走可能だったが、初日は第1ペアリフトのみの運行で営業。シーズンを待ちわびた愛好者らが次々とリフトに乗り込んでゲレンデに繰り出し、思い思いにシュプールを描いた。友人と訪れた柿田諒さん(23)=一関市萩荘=もスノーボードで滑走し、「きょうは少し硬めだったが楽しめる」と語っていた。
23日以降は第2リフトも運行して全コースでの営業を予定しており、同スキー場では「もう少し雪が降ればいいが、ゲレンデ自体は問題なく、皆さんに楽しんでもらえる状況だ」と呼び掛ける。
ひめかゆスキー場は積雪量30センチで初日は一部滑走可能とし、安全祈願祭などの後、リフト2本を運行して営業した。越路は積雪量10センチと雪不足のため営業は見合わせ、安全祈願祭のみを実施。さらなる降雪に期待を寄せていた。
今シーズンの営業は越路と国見平が2019年3月10日まで、ひめかゆが同3月3日までを予定している。