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小笠原が引退 鹿島一筋、17冠に貢献

2016年のJ1年間王者となり、優勝シャーレを掲げて喜ぶ鹿島の小笠原=同年12月3日、埼玉スタジアム

 J1の鹿島は27日、元日本代表のMF小笠原満男(39)が引退すると発表した。今季は痛めていた膝の状態が思わしくなく、関係者によると、今月上旬には決断したという。

 小笠原はプロ21年目の今季、J1出場は14試合にとどまったが、過密日程による連戦が続いた中で精神的な支柱としてチームを支え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初制覇も果たした。クラブを通じて「鹿島という素晴らしいチームでここまでプレーでき、鹿島でサッカー選手として引退できることをとてもうれしく、そして誇りに思う」とコメントした。

 小笠原は大船渡高から1998年に鹿島入り。イタリアのメッシーナに所属した1シーズンを除き、鹿島一筋でプレー。主要タイトル20冠を誇るクラブで、個人としてJ1で7度、ルヴァン杯(旧ナビスコ杯)5度、天皇杯4度、ACL1度の計17のタイトル獲得に携わった。J1通算525試合に出場し、69得点。

 日本代表では、ワールドカップ(W杯)に2002年日韓大会、06年ドイツ大会と2大会連続出場。国際Aマッチ55試合で7得点だった。

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