一関・平泉

「南部一郎」全国に オーナーズで販売開始 骨寺村荘園カボチャ研究会【一関】

オーナーズを通じて販売を始めた南部一郎かぼちゃとスープのセット

 一関市厳美町本寺地区の特産カボチャ「南部一郎かぼちゃ」の地元生産者らでつくる骨寺村荘園カボチャ研究会(佐藤弘征会長、会員約50人)は、オーナー制度プラットフォーム「OWNERS(オーナーズ)」を通じたカボチャの販売を始めた。同研究会では初めての試みで、南部一郎をはじめ本寺地区のアピールを図る。

 オーナーズは、インターネットを通じて全国の「物語のある食材」を紹介。オーナーとして登録すると食材が届くほか、生産状況の確認や現地での収穫体験などの特典が受けられる。

▲オーナーズの南部一郎かぼちゃのページ

 今夏、南部一郎の特徴であるひょうたん型のユニークな形や糖度の高さから珍しい食材として着目したオーナーズのスタッフが佐藤会長(74)の畑を視察。今年12月に初回の募集を行ったところ、首都圏を中心にオーナーが集まった。

 販売しているのは、南部一郎500グラム2本と「南部一郎かぼちゃスープ」2袋のセット(3000円)と、南部一郎1キロ2本と同スープ3袋のセット(4200円)の2種類。

 サイトでは、同市大町の野菜ソムリエ千田広子さん(58)が窓口となって南部一郎をPR。特徴や味、研究会のストーリー、レシピ、本寺地区の景観などを紹介している。

 千田さんは「南部一郎は見た目の珍しさのほかに、カロリーが低く栄養価が高い。ただ煮て食べるだけでは良さは生かされないので、いろんなレシピに挑戦してほしい。まずはオーナーズで南部一郎を知ってもらい、SNSで発信したり、口コミで広がったりしてもらえたらうれしい」と期待する。

 佐藤会長は「生産地以外ではなかなか手に入らないと思う。多くの人に食べてもらいたい」と話している。

 同研究会では2019年1月中旬に再度オーナーを募集する予定。問い合わせ先は佐藤会長=090(7075)7060=。オーナーズの南部一郎かぼちゃのページのアドレスは次の通り。

https://owner-style.com/plan/217

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