素朴な甘さ 食感も楽し 「金色の風」ジェラート好評【一関】
本県のフラッグシップ米「金色(こんじき)の風」を使ったジェラートが、一関市末広1丁目のJAファーマーズいわて平泉で販売中だ。米粒の食感と素朴な甘さが相まって人気商品となっている。
同店は、JA全農の子会社であるAコープ東北が、農産物直売所とスーパーマーケットを一体化した新しいタイプの店舗として、2018年11月1日に営業開始した。
金色の風ジェラートは、開店当初から店内ベーカリーコーナーで販売。東北の農産物を原料としたジェラートやシャーベットの一つとして陳列されているが、一関地方は金色の風栽培地で餅食文化が息づいていることもあって、特に力を入れてPRしている。
口当たりは滑らかで、ミルクジェラートの素朴な甘さと、米粒のもちもちとした食感を楽しめる。米粒は食べやすいよう、1度蒸して軟らかく加工されている。開店当初は珍しさや残暑もあって上々の売れ行きとなり、寒さが増してからも多い時で1日10件ほど注文があるという。
小野寺信一店長は「店内のイートインコーナーで食べた後、『おいしかったから持ち帰りたい』と言うお客さまもいる。これからも地元産の安心・安全な商品を提供していく」と話している。
価格は税込みで1個300円。同店の通常営業時間は午前9時~午後9時だが、ジェラートの販売時間は午前9時~午後4時。
問い合わせは同店=0191(48)5210=へ。