小林陵 4戦全勝で制覇 スキー・ジャンプ週間 船木以来の日本勢総合V
【ビショフスホーフェン(オーストリア)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は6日、オーストリアのビショフスホーフェンで伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦が行われ、八幡平市出身で22歳の小林陵侑(盛岡中央高-土屋ホーム)が優勝し、史上3人目となる4戦全勝でのジャンプ週間総合優勝を果たした。日本勢の総合優勝は1997~98年の船木和喜以来、2人目の快挙。
ジャンプ週間は52~53年シーズンに始まり、W杯よりも長い歴史を持つ。
小林陵侑 僕の中で今までなかったような逆転優勝。この何十年間で3人目の偉業ということも、すごくうれしい。(結果を)欲してもらえるものではないので、とにかくジャンプに集中していた。
小林 陵侑(こばやし・りょうゆう)5歳でスキーを始め、盛岡中央高から土屋ホーム入り。2016年世界ジュニア選手権銅メダル。W杯個人戦では今季第1戦で自身初の表彰台となる3位に入り、第2戦で初優勝。18年平昌五輪は個人ノーマルヒル7位、ラージヒル10位。兄は同五輪代表の潤志郎。姉の諭果、弟の龍尚もジャンプ選手。173センチ、60キロ。22歳。八幡平市出身。
momottoメモ
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劇的勝利 際立つ強さ
高い素質 一気に開花
小林陵侑の今季ジャンプ週間成績
ジャンプ週間とは?