志賀来スキー場クロカンコース 待望の照明灯設置 西和賀 北上信金寄付金を活用
西和賀町沢内字太田の町営志賀来スキー場クロスカントリースキーコースに夜間照明が設置された。8日には点灯式が行われ、関係者や子供たちが待望のナイター照明設置を喜んだ。
町が北上信用金庫(本店北上市本通り、木村幸男理事長)から70周年記念事業の一環で受けた寄付金100万円を活用。事業費124万円を投じ、同スキー場クロスカントリースキーコースの南北に1基ずつ照明を設置した。
点灯式で、細井洋行町長は「北上信用金庫のご厚意で町の活性化を図るため照明灯を提供いただき、心から感謝申し上げる」と謝辞を述べ、木村理事長も「青少年育成、スポーツ振興、地域振興にお役立ていただければ。この照明をいっぱい活用し、競技力をどんどん向上させてほしい」と期待した。
早速、地元の子供たちがナイター照明の下でクロスカントリーの練習に励んだ。沢内ジュニアスポーツ少年団主将の小田島海斗君(沢内小学校6年)は「明るくなって滑りやすくなり、競技に集中できる。大会でいい成績を取れるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
同スキー場のアルペンコースに照明はあるものの十分ではなく、クロスカントリーに取り組む子供たちの保護者らが工事用の照明を持ち込むなどしていただけに、父母からは「明るくなった」「大変ありがたい」と感謝の声が聞かれた。
同スキー場は今シーズン、先月下旬にオープン。昨シーズンはアルペン、クロスカントリー合わせて2560人が利用した。