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「鳥人」「歴史に名刻む」「宇宙人」 小林陵を欧州メディア称賛 ジャンプ男子

ジャンプ週間を4戦全勝で総合優勝を果たした小林陵侑=6日、オーストリア・ビショフスホーフェン(EPA時事)

 【ロンドン時事】年末年始に行われたノルディックスキーのジャンプ週間で、史上3人目の4戦全勝と、1997~98年の船木和喜以来、日本選手2人目の総合優勝を果たした男子の小林陵侑(盛岡中央高―土屋ホーム)を本場欧州のメディアが称賛している。

 ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は「鳥人」と題し、4戦全勝がともに五輪金メダリストのスベン・ハンナバルト(ドイツ)とカミル・ストッフ(ポーランド)に次ぐ快挙だったことを伝え、「歴史に名を刻んだ」と記した。

 大会前の記者会見で小林陵は自身のマイペースな性格を「ネオ日本人」と表現し、各国記者の興味を引いた。独紙フランクフルター・ルントシャウ(電子版)はさらに誇張して「宇宙人」と見出しをつけ、「大会中、関係者やコーチの間ではこの青年の話で持ち切りだった」と絶賛。ライバル選手が「陵侑のやっていることは理解の域を超える」と驚いたことを紹介した。

 ワールドカップ(W杯)では今季11戦8勝と快進撃を見せており、同紙は男子最多のシーズン15勝の更新も「夢ではない」と期待した。

 新たなスター誕生に沸く中、本人が興味を示すのがインスタグラムのフォロワー数。今季開幕前は1万人ほどだったが、ジャンプ週間後には2万6000人まで増えた。「ジャンプ週間の一番の収穫。目標は100万人」と新たなモチベーションにしていた。

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