奥州・金ケ崎
市民財産一堂に めんこい美術館 30日まで市所蔵品展【奥州】
奥州市所蔵美術展（市文化振興財団主催）が、同市水沢佐倉河のめんこい美術館で開かれている。市内の公共施設が所有する芸術作品を一堂に展示。目に触れる機会の少ない逸品が並び、来場者が興味深げに鑑賞している。30日まで。
市民の財産を広く公開しようと、２０１１年に同館10周年記念として開催して以来２回目。市役所本庁や各総合支所、水沢・江刺図書館、前沢ふれあいセンター、牛の博物館といった施設から、第１回の出展作品と作者を除いた30点をピックアップして紹介している。
展示品は日本画、版画、墨絵、ちぎり絵、切り絵、レリーフなどで、その大半は市民から寄贈を受けた物。各施設に足を運ばなければ見ることができないため、こういった作品を集めた貴重な鑑賞機会となっている。
市文化会館の佐々木文也館長は「作者や寄贈者の思いを集めた美術展。絵画を特技や趣味にしている人は、活動の参考にしていただければ幸いに思う。また、市にはたくさんの所蔵品があるので、各施設でもご覧いただきたい」と話している。
展示時間は午前９時～午後５時。火曜日休館。
