一関・平泉

中東北田植え踊り大会 節目祝い27日に催し 縄文ホール開館20周年【一関】

20周年を迎えた藤沢文化センター縄文ホール
利用者は28万3703人

 一関市藤沢町の藤沢文化センター「縄文ホール」は、1998年4月の開館以来20年間の利用状況をまとめた。それによると、2018年3月末現在でホールの利用回数は2155回、利用者数は28万3703人に上った。同館では20年の節目を祝うイベントとして27日に中東北田植え踊り大会(市主催、岩手日日新聞社など後援)を開く。

 同館は旧藤沢町時代に地域文化の創造・発信・交流の拠点として開館。町の一大イベント「縄文の炎・藤沢野焼祭(のやきまつり)」を気に入った芸術家の故岡本太郎が町に寄贈したブロンズ像「縄文人」が前庭に置かれているほか、岡本のドローイング「炎」を原画として制作された緞帳(どんちょう)などがある。

 ホールは固定席514席のほか、母子室を備え、ステージは260平方メートル。舞台音響・舞台照明も完備し、藤沢市民劇場や町子ども郷土芸能発表会をはじめ、各種芸術・文化団体の発表会や講演会、研修会などに幅広く利用されている。

 また、併設の藤沢図書館には野焼祭をはじめ郷土の偉人やキリシタン史跡に関する蔵書が多数。棟続きの藤沢市民センターは現在、町住民自治協議会が指定管理者となり、地域づくりや生涯学習の拠点となる多目的施設として住民に利用されている。

 開館20周年記念事業となる中東北田植え踊り大会は27日午後1時30分から同ホールで開かれ、岩手と宮城両県の保存会7団体が競演する。開場は1時。入場無料。終演は4時30分を予定している。

 問い合わせは同センター=0191(63)5516=まで。

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