奥州・金ケ崎

年月感じる表情魅力 城下町水沢のひな人形展【奥州】

奥州市武家住宅資料館で開かれている「城下町水沢のひな人形展」

 水沢地方に伝わる民俗文化を紹介する第25回「城下町水沢のひな人形展」(奥州市教委、市武家住宅資料館主催)が、同市水沢字吉小路の同館で開かれている。市と個人が所蔵するくくり雛(びな)や古今雛など約200点が一堂に飾られ、会場を華やかに彩っている。3月10日まで。

 ひな祭りの歴史は古く、平安時代中期までさかのぼる。人々の無病息災を願う行事の「祓(はら)い」と上流社会の少女たちの「ひいな遊び」が重なり合い、現在も親しまれるような祭りや人形の原形になったという。

 ひな人形は幾多の時を経て、立雛・享保雛・古今雛などと変遷。水沢地方では、特に押し絵の技法で作られるくくり雛が普及し、明治から昭和初期まで各家庭で盛んに飾られた。現在は、くくり雛保存会などがその伝統技法を受け継いでいる。

 今展には歌舞伎、浄瑠璃といった登場人物をモチーフにしたくくり雛をはじめ、額入り押し絵や市所蔵の古今雛一式、同館近くに住む市民から借り受けたくくり雛、花巻人形などを並べた。

 人形の細部まで作り込まれた技術、年月を重ねて妙味を増した表情も魅力。同館では「個人宅で片付けをしている際に見つかる人形もあり、中にはあまり見ることのできない珍しい題材の物もあって面白い」とPRする。

 展示時間は午前9時~午後4時30分。月曜日休館(11日は開館し、12日が休館)。入館無料。

 関連行事として27日~3月3日に水沢地域内で「くくり雛まつり」が開かれるほか、スタンプラリーも開催。3月2日には館内の内田家旧宅で「昔話を語り伝える水沢『プレアデス』の会」による公演も予定している。

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