一関・平泉

県内外 胃袋自慢競う わんこもち大会・一関 岩渕さん(男子個人)大会新

岩手・一関第12回全国わんこもち大会で次々と餅を平らげ、競い合う選手ら

 岩手・一関第12回全国わんこもち大会(実行委主催)は3日、一関市山目の一関保健センターで開かれた。団体戦と男女の個人戦が行われ、県内外の胃袋自慢が制限時間5分で食べた餅の数を競った結果、団体戦では第10、11回覇者のチームKAWASAKI(伊藤雅成さん、菅原隆弘さん)が合計114杯で3連覇を飾り、男子個人戦では岩渕恭史さん(34)=同市花泉町=が102杯で大会記録を更新するなど盛り上がりを見せた。

 岩手名物「わんこそば」と一関を代表する食文化の餅を組み合わせたイベントで、今回は宮城県仙台、栗原の両市と、県内は一関、奥州、盛岡の各市と平泉町から2人一組の団体戦に16組、男女個人戦にそれぞれ8人ずつが出場。あんこ、ずんだ、しょうゆの3種類の丸餅を頬張り、空けたわんの数で優勝を争った。

 ゲスト司会者としてタレントのふじポンさんを迎え、一関修紅、花泉の両高校の生徒らが大会運営を手伝った。

 競技ではスタートの合図とともに選手が「いただきます」の掛け声を上げ、一つ20グラムの餅を次々と口に入れ、火花を散らし合った。観客から「負けるな」「頑張って飲み込んで」と声援を送られた選手は、ベストを尽くして餅と格闘していた。

 3連覇を遂げたチームKAWASAKIの菅原さん(23)=一関市川崎町=は「3連覇は素直にうれしいが、(自身の76杯という)個人の過去最高記録を更新されてしまった。来年は後輩に道を譲り、無念を晴らしてもらいたい」と話していた。

 総合個人優勝の岩渕さんは「今年は亥(い)年で地元の亥年(いのとし)集落を盛り上げられたらと参加した。胃が苦しかったが(自身の出身校の)花泉高校の後輩たちからも声援をもらい、優勝することができた」と喜びをかみしめていた。

momottoメモ

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※電子新聞momottoに紙面未掲載写真

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