北上・西和賀

「おいしい」を励みに 10年間、野菜無償提供 小原さん夫妻 学童保育所へ【北上】

雪が降る中、紙袋に詰めた自家製の落花生を学童保育所に届ける準備をする小原善教さん(右)、クニ子さん夫妻=1月28日

 小学生が放課後や長期休みを過ごす学童保育所に、自宅で収穫した野菜を無償で10年間提供し続けている70代の夫妻が北上市内にいる。おやつとして提供され、野菜嫌いの克服につながるなど子供たちに野菜のおいしさを伝えている。「わらしぇんど(子供たち)の笑顔を見るのが生きがい」と話す夫婦の目には子供たちの笑顔が広がる。

子供は地域の宝

 この夫婦は同市和賀町岩崎で農業を営む小原善教さん(73)、クニ子さん(71)夫妻。2008年4月に「いわさき学童保育所」が開所したのを機に、「子供たちに地元の安全な野菜を食べてほしい」との思いで、自家消費できない野菜を無償で届ける活動を開所間もない時期から始めた。冬場には減るものの、無理せず提供する活動は10年を超えた。

 岩崎地区では地域で子供を育てようという機運が高く、小原夫妻の行動は「子供は地域の宝」を地でいく取り組み。利用児童の保護者からの差し入れは珍しいことではないが、家族以外からの継続的な差し入れは小原さん夫妻だけだ。

野菜嫌いもぱくぱく

 1月28日午後、自家製の落花生を詰めた紙袋を持ってクニ子さんが学童保育所の玄関に入ると、駆け寄ってきた児童たちから「クニ子さーん」と声を掛けられ、「やったー、落花生だ」と歓声が上がった。野菜嫌いな子供でもクニ子さんが作った野菜だと聞くとぱくぱく食べる子もいるという。

momottoメモ

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