花巻

審査会で過去最多入賞 エーデルワイン 産地としても高評価【花巻】

オーストリア・ウイーン国際ワインコンクールの「一つ星」など国内外のコンクールで入賞が相次いだエーデルワイン

 花巻市大迫町のエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)は2018年度、国内外のワインコンクールで過去最多となる32の入賞を果たした。製造ワインはもとよりワイナリー、産地としても評価され、「栽培農家の試行錯誤が実を結び、ブドウの品質が向上している。それに応えるワインを造っていきたい」としている。

 今年度はこれまでで最も多い九つのコンクールに出品し、女性審査員によるフェミナリーズ世界ワインコンクールで、自社圃場(ほじょう)のブドウを使用した赤ワイン「ドメーヌ・エーデル ツヴァイゲルトレーベ 2015 天神ケ丘畑」が金メダルを受賞。生がきと相性の良いオイスターワインを選ぶコンテストでは「五月長根葡萄園2017(白)」が日本ワイン特別賞に輝いた。

 同社によると、初めて賞に入った1998年を皮切りに出品アイテム数、入賞数ともに年々増加し、2015年以降は連続で20点以上が受賞。藤原欣也製造部長(54)は「良いブドウを作りたいという農家の意識の高まりを実感する。生産者が消費者からワインの評価を直接聞く毎年恒例のイベントがあり、それも農家の切磋琢磨(せっさたくま)や研究熱心さにつながっている」と語る。

 ワイナリーとしても高く評価され、世界最大級の出品数のオーストリア・ウイーン国際ワインコンクールでは、出品した上位6銘柄の合計点で格付けされる「一つ星」を国内で初めて獲得した。

 行川裕治醸造技師長(44)は、天候に応じた生産者の丁寧な手入れをねぎらいつつ、「仕込み作業も経験を積むことで出来を見通せる部分があり、良いブドウを生かすことを心掛けている。今回ワイナリーとして高評価を得たこと、さまざまな畑のブドウのワインが平均的に高得点となったことは、地域のレベルが総合的に認められた点でうれしい」と受け止める。

 一方で、今後については2人とも「賞に入るのは喜ばしいことだが、それが目的ではない。飲んで『おいしい』と言ってもらえるワインを目指していく」と足元を見詰める。

 同社は関係者やブドウ栽培農家を招き、22日に同町のレストランベルンドルフで「国内外ワインコンクール受賞感謝の会」を開催する。

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