奥州・金ケ崎

軍馬の郷に“主役”お目見え わらで手作り 馬の親子【金ケ崎】

軍馬の郷六原資料館敷地内に設置された親子のわら馬(左は同館運営協の村井会長)

 金ケ崎町六原蟹子沢にある軍馬の郷六原資料館敷地内に、わら作りの馬の親子がお目見えした。施設の指定管理者である同館運営協議会(村井浩二朗会長)で手作りしたもので、施設の新たな魅力発信に期待を寄せている。

 同館は旧陸軍省軍馬補充部六原支部官舎第1棟(国登録有形文化財)を使用し、軍馬の育成・購買・供給に当たった同補充部に関する資料などを展示している。同運営協によると、以前から「施設に馬が必要」との声があったが本物を飼うにはさまざまな課題もあり、わら馬の製作を発案。2018年11月から準備を進めてきた。

 塩化ビニール製のパイプなどで作った骨格に稲わらを巻き付けて仕上げ、親馬は体長約2メートル、高さ約1・8メートル、子馬は体長約1メートル、高さ約1・2メートル。4日から施設そばの屋外に設置しており、村井会長は「親馬には乗ることもできるので、特に子供たちに喜んでもらえれば。反響が良ければ2頭、3頭と作っていきたい」と語っていた。

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