光揺らめく銀世界 雪あかり【西和賀】
西和賀町内で9日夜、「雪あかり2019inにしわが」(実行委員会主催)が開かれた。雪像やミニかまくらなどをくりぬいてろうそくをともす冬の風物詩で、町内外から訪れた人たちが光のイベントを楽しんだ。
雪を活用して豪雪地帯のイメージアップを図ろうと、1993年に旧湯田町で始まった催し。各家庭や行政区、事業所などが地域ぐるみで参加しているのが特徴で、2007年には沢内地区にも拡大し、今年で27回目となった。
今年は66の事業所・団体が思い思いに雪像などを作り、実行委が配布した約2万本のろうそくの光で彩った。
このうち同町川尻のJRほっとゆだ駅前の雪あかり広場には、雪像などがいっぱい。アニメ映画に登場する「ネコバス」をかたどった大作もあり、親子連れの人気を集めていた。「雪林の夢あかり」(上野々地区協議会)などあちらこちらに見どころが満載で、来場者は遊覧バスも利用し、心行くまで楽しんでいた。