平成最後の準備着々 蘇民祭備え小屋掛け・黒石寺【奥州】
11日午後10時からの黒石寺蘇民祭に向け、同祭保存協力会青年部(菊地敏明部長)は、参加者や参拝客らの休憩場所となる小屋を準備する作業を進めている。
部員らは木で組んだ骨組みにむしろなどを被せ、風雪をしのぐ小屋を10カ所設置。「小屋掛け」といわれる作業で、1月末から毎週行ってきた。
10日は、氷点下の寒さながら日が出て作業もはかどった。菊地部長(44)は「例年は雪かきから作業を始めなければならないが、今年は雪がなくて助かっている」と話していた。
同祭に向け、菊地部長は「平成最後の蘇民祭。事故なく無事成功してくれればと願っている。休日なのでより多くの参加者、参拝客に来てほしい」と呼び掛けている。作業は11日午前まで行うという。