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男子、団体3位 今季初の表彰台 W杯ジャンプ

W杯ジャンプ男子団体で3位に入り、表彰台に上がった日本の(左から)小林陵侑、小林潤志郎、伊東大貴、佐藤幸椰=9日、フィンランド・ラハティ(AFP時事)

 【ラハティ(フィンランド)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は9日、フィンランドのラハティで団体第3戦(HS130メートル、K点116メートル)が行われ、佐藤幸椰、伊東大貴(いずれも雪印メグミルク)、小林潤志郎(盛岡中央高―東海大―雪印メグミルク)、小林陵侑(盛岡中央高―土屋ホーム)の順に飛んだ日本は合計929・5点で3位に入った。1回目の4位から、2回目1位で順位を上げた。日本の表彰台は2017年11月のルカ大会(フィンランド)以来。

 オーストリアが953・6点で優勝。2位はドイツだった。

2回目は1位 自信膨らむ

 日本は2回目に4人とも各組3位以内に入る安定したジャンプをそろえた。2回目だけなら1位の得点で、1回目の4位から久々の表彰台に上がった。

 1回目で3位ポーランドと20・6点差。2回目の1番手佐藤が126メートルを飛び、伊東、小林潤も手堅くまとめ、4・3点差でエース小林陵につないだ。「ベストのジャンプをしようと思った」。小林陵が125メートルまで伸ばし、119メートルにとどまったストッフとの勝負を制した。「みんながいいジャンプをしてくれたので、ポイント差も縮まった」と感謝した。

 今月末には世界選手権が開幕し、メダルを視界に入れる結果。しかし、平昌五輪金メダルのノルウェーが2回目進出を逃す波乱にも助けられた。小林潤は「一人ひとりが5メートル以上伸ばさないと表彰台も厳しいと思う」と冷静に分析した。それでも、2回目は自信を膨らませる内容だった。小林潤は「勢いに乗れるのではないか。各国4人そろえてくると思うが、僕らもできないことはない」と自らに言い聞かせた。

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