一関・平泉

ひな巡り食べ歩き 千厩12店舗で 来月3日までまつり特別メニュー提供【一関】

春の気配を感じさせるお弁当のまんまやの「三色花弁当」

 一関市千厩町の千厩酒のくら交流施設を主会場に開かれている第12回「せんまやひなまつり」(3月3日まで)に合わせ、商店街の協賛店ではひなまつり特別メニューの提供が行われている。今回は食堂や喫茶店など12店が参加し、桃の節句に合わせた御膳やデザートで、観光客をもてなしている。

 地元のお母さんたち7人が手作りしているお弁当のまんまやの「三色花弁当」(1080円)は、彩りよく目にも鮮やか。洋風だった昨年から一転して和風でまとめ、青菜、酢飯、五穀ひじきいなりの花飯に、天ぷら、錦糸しゅうまい、紅白なますなどを添えた。甘味として季節のフルーツと3色団子を加え、これ一つで春の気配を感じられる仕上がりだ。

 及善別邸ザ・エスプリの「ひな御膳」(2000円)は、海鮮丼の小鉢、鶏肉のしゃぶしゃぶに始まり、食事の進み具合に応じて梅塩を添えた天ぷら、カジキのロティ(焼き物)、3種のデザートなどが出される。オープンキッチンから提供される出来たての料理が魅力で、「家族や友人と会話を楽しみながら味わってほしい」としている。

 カフェキャトルの「唐澤農園いちごのサンドイッチ」(850円)は、唐澤農園(同市藤沢町)のイチゴと濃厚なマスカルポーネクリームを自家製の抹茶食パンで挟んだ一品。小山裕子店長は「クリームが濃いめなので、付け合せの紅白なますで口をさっぱりさせながら味わうのがお薦め」と語り、味に自信を見せる。

 特別メニューは各店で数に限りがあり、一部は事前予約が必要。実行委員会は「町歩きでひな人形やひな飾りを楽しんだ後、味でも千厩を楽しんでいってほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは、まんまや=0191(48)3113=、エスプリ=0191(52)2432=、カフェキャトル=0191(48)4802=へ。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年4月25日付
一関・平泉
2024年4月25日付
一関・平泉
2024年4月25日付
一関・平泉
2024年4月25日付