小林陵 総合優勝 W杯ジャンプ 日本男子初の快挙
【オスロ時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は10日、オスロで個人第23戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、小林陵侑(盛岡中央高-土屋ホーム)が127メートルと126メートルを飛んで5位に入り、日本男子初の総合優勝を決めた。1979~80年シーズンに始まったW杯ジャンプ男子で、総合優勝は昨季まで欧州勢が独占していた。
今季11勝の小林陵の総合得点は1665点。今季2勝で総合2位のカミル・ストッフ(ポーランド)とは500点差がつき、残り5戦でストッフが全勝(1勝100点)して追い付かれてもシーズン勝利数で上回るため、規定により総合優勝が決まった。
佐藤幸椰は(雪印メグミルク)8位、小林潤志郎(盛岡中央高-東海大-雪印メグミルク)は11位、葛西紀明(土屋ホーム)は28位だった。伊東大貴(雪印メグミルク)は2回目に進めず、45位。ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)が今季初勝利、通算2勝目を挙げた。
なお、W杯ジャンプ女子の日本勢では、高梨沙羅(クラレ)が4度の総合優勝を遂げている。
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