北上・西和賀

「ケロ平」もスクラム 北上翔南高生ジャージー製作 W杯を盛り上げ

ケロ平が着用するラグビージャージーの作製に協力した北上翔南高の生徒

 県は、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催に向け、北上市相去町の北上翔南高校(五日市健校長、生徒673人)の協力を得て、世界遺産平泉PRキャラクター「ケロ平(ひら)」用のラグビージャージーを製作した。18日に同校でお披露目され、製作した生徒と一緒に完成を喜びながらW杯への機運醸成につながることを期待した。

 ケロ平が、県内のマスコットキャラクターで結成するラグビーチーム「スクラムいわてフィフティーン」に仲間入りしたのをきっかけに、県が同校にジャージー製作を依頼。被服の授業を選択する佐々木太陽君、菊池郁美さん、佐々木七映さん、廣沼樺衣莉さん(いずれも2年)が協力し、約1カ月かけて手作りした。

 ラグビージャージーのデザインは、日本代表ジャージーに合わせた紅白のボーダー柄。県が材料を提供し、各マスコットに合わせて製作協力者が採寸・縫製した。ケロ平のジャージーは、首回りにゴムを入れてずれ落ちないようにしたり、首元のV字がきれいに見えるよう異素材の布を縫い付けたりするなどの工夫を凝らした。

 18日にはケロ平と県の関係者が同校を訪れ、製作に協力した生徒4人に感謝状を贈った。ケロ平は完成したばかりのジャージー姿で元気に体を動かし、「スクラムいわてフィフティーンで頑張るケロ!」とコメントを寄せた。

 佐々木君は「ピチピチになってしまわないか心配だったが、見たところ着用感は良い感じ。こうした形でW杯に関わることができ、すごく良い経験ができた」と喜んだ。

 同チームは、ケロ平で34体目。今後、スクラムいわてフィフティーンの一員として各種PRイベントに参加するほか、世界遺産平泉のアピール活動に当たる。

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