奥州・金ケ崎

味や香り楽しんで ホテルみどりの郷 「いちご風呂」営業開始【金ケ崎】

ホテルみどりの郷で新たに始めた「いちご風呂」。敷地内で栽培したイチゴを湯船に浮かべ、甘い香りで心身ともリラックスしてもらう

 みどりの郷(佐々木司代表取締役)は、金ケ崎町永栄上宿のホテルみどりの郷5階展望風呂で、新たに「いちご風呂」の営業を始めた。敷地内にあるイチゴ狩り園「ベリーの森 いわて」で栽培している食用のイチゴを用意し、味わいながら風呂に漬かったり、湯船に浮かべて甘い香りとともに湯あみを楽しんだりできる。貸し切り予約制で5月末まで実施予定。同社は「国内でもおそらく初めて。金ケ崎をイチゴの町として盛り上げていければ」と語る。

 同社では、白いイチゴ「エンジェル」など5品種を栽培した同園を2月に開設。春休み時期は連日予約で埋まるなど、新たな観光拠点として好評を博している。

 いちご風呂は、温浴施設とイチゴ狩り園を併設し、イチゴに関するノウハウと一定の収穫量を保持できることを生かし、新たに企画。普段は女性用として提供している5階の展望風呂で、宿泊客利用と重ならない日中の時間帯で実施する。

 いちご風呂利用客には、5品種の食用イチゴ計200個を提供。湯船に入れて温まったイチゴの甘い香りで、ゆったりとリラックスしたひとときを過ごす一方、湯船には入れずにそのまま味わってもらうこともできる。

 佐々木代表取締役は「どこにでもあるありふれたことより、変わった企画でお客さまに笑顔になってもらいたい。イチゴで町おこしをし、地域の振興にもなると思う。これがモデルケースとなって他の温泉などにも提案できれば面白い」と構想を示す。

 いちご風呂の予約対応時間は午前10時から午後3時までで、料金は40分3800円(税込み、何人でも利用可)。特典として、投入分とは別に食用イチゴを用意する。

 申し込み、問い合わせはみどりの郷=0197(44)2131=へ。4月11、12日は休館する。

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