一関・平泉

観光 ボンネットバスで 一関・平泉 県北自動車が土日限定運行

4月の土日曜限定で運行している岩手県北自動車のボンネットバス「世界文化遺産平泉と猊鼻渓号」

 岩手県北自動車(本社盛岡市、松本順代表取締役社長)は、平泉町や一関市の観光地を昔懐かしいボンネットバスで巡る「世界文化遺産平泉と猊鼻(げいび)渓号」を4月の土日限定で運行している。

 同社のボンネットバスは、いすゞ自動車製の1968年式TSD40改型で、製造から半世紀以上を経た現在も現役の路線バスとして活躍。小型で小回りが利く四輪駆動を生かして、冬期間は八幡平市の八幡平マウンテンホテル-松川温泉間約7キロで運行している。

 県南では初となる今回の運行コースは一関市のJR一ノ関駅を午前10時30分に出発し、厳美渓を観光。平泉町の達谷窟(たっこくのいわや)を車窓から見学後、毛越寺を訪れ、中尊寺で観光と自由昼食。午後は同市東山町の猊鼻渓で舟下りを楽しんだ後、午後5時20分ごろ一ノ関駅に到着する。

 6日に始まった運行では、目的地に到着するたび観光客らの注目を集め、昔を懐かしむ様子や一緒に記念写真を撮る姿も見られた。7日のコースに参加した阿部優子さん(58)=盛岡市=は「平泉や一関は何度が訪れたことがあるが、震災後はなかったので久しぶりの観光にと申し込んだ。ボンネットバスに乗るのは初めてだが、ガタガタ揺れてスリルを感じる」と楽しそうに語った。

 乗車は5日前までの予約が必要で、料金は大人8000円、子供6000円(毛越寺、中尊寺の拝観料および猊鼻渓舟下りの乗船料を含む。昼食代は別途)。問い合わせは岩手県北観光=フリーダイヤル(0120)183705=へ。

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