一関・平泉

牛石・鬼石・立石 鳥海三名石 県内初「奇岩百景+」に登録【一関】

日本の奇岩百景+に登録された鳥海三名石の牛石
大東・興田地区振興会が推薦

 一関市大東町の「鳥海三名石」が、インターネットサイト「日本の奇岩百景+」に県内から初めて登録された。同町鳥海の牛石(西丑石)、鬼石(安原)、立石(蓬山)がそれぞれ121~123番目に登録され、推薦した興田地区振興会は「明治5年の鳥海風土記に鳥海三名石として記された古くから知られた石で、これを機会に愛好家にPRしていきたい」と喜んでいる。

 同サイトは、全国地質調査業協会連合会とNPO法人地質情報整備活用機構が合同で選定・編集委員を組織して運営。日本全国の奇岩を収集し、岩種、項目(類型)ごとに分類して公開し、自然の造形美を広く紹介している。

 鳥海三名石のうち、県道沖田田原線沿いにある牛石は長さ約2メートルで、牛が寝ている姿に見えたことから黒石・正法寺の無底良韶和尚が名付け、丑石の地名の由来となったと伝えられる。

 丑石自治会の佐藤真由美会長は「三名石の話は聞いていたが、振興会のマップ作りをきっかけに初めて行き、立石は本当に大きくてびっくりした。奇岩百景の登録は大変うれしい。道路を整備して、皆さんに見に来ていただきたい」と語っている。

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