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おいしいビールの源 遠野でキリンプロジェクト 高校生がホップ株開き【岩手】

鎌を手にホップの根株を手入れする遠野緑峰高の生徒ら

 国内有数のホップ産地・遠野市で18日、地元高校生がホップの根株を手入れする「株開き・株ごしらえ」作業を体験した。収穫につながる一連の栽培工程の皮切りで、おいしいビールの原料となるホップ作りの基本作業に汗を流した。

 同市と奥州市江刺でホップの契約栽培を続けるキリンビールの「岩手に乾杯プロジェクト」の一環。県立遠野緑峰高校生産技術科草花班3年生8人と教諭、同社盛岡支店社員十数人が参加した。

 体験場所は同市土淵町の安部純平さん(62)方の圃場(ほじょう)(棚面積20アール)。前年に高さ約12メートルまで成長したつるを収穫後の根株が残る畝に沿って圃場に入り、新しいつるが栄養分をうまく取り入れて順調に伸びるよう古いつるを鎌で刈り取る作業に励んだ。

 菊池亜優那さん(17)は「うまく切れず難しかったが、普通の高校ではできない体験」と話し、菊池虎太郎さん(17)は「鎌は使い慣れているので作業はできた。大変だが、ホップ農家が増えてくれれば」と願った。

 2017年度から取り組む同プロジェクトでの作業体験は2年目。泉水謙二同支店長(51)は「ホップは岩手の財産。どんなふうに育つのか。見て聞いて体験し、県民にも広く良さを知ってもらい、地域の誇りや元気につなげたい」と語った。

 生徒は、ホップのつるを原料に和紙作りにも取り組んでおり、6月にホップ全体に日光を当てるつる下げ作業、8月末から9月にかけて収穫作業も体験する。

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