北上・西和賀

桜並木を優雅に 北上 展勝地 おいらん行列

見物客が見守る中、桜並木を優雅に練り歩いたおいらん行列

 北上展勝地さくらまつりの呼び物となっている黒沢尻歌舞伎さくら道中は21日、まつり会場の北上市立公園展勝地で行われた。華やかなおいらん行列が見頃を迎えた桜並木を練り歩き、詰め掛けた大勢の見物客を魅了した。

 黒沢尻歌舞伎保存会(髙橋イ子会長)が主催し、今年で17回目。おいらんは会社員高橋青利さん(25)=同市下江釣子=、盛岡中央高3年の佐々木流風さん(17)、岩谷堂高3年の石川浩平さん(18)が務め、禿(かむろ)や傘持(かさもち)など付き人を含めて約30人が出演した。

 あでやかな衣装に身を包んだ一行は、見物客でいっぱいとなった桜並木をゆったりと進行。色鮮やかな打ち掛けに高げた姿のおいらんは、外八文字という特有の歩き方で優雅に歩を進め、大きな歓声に笑顔を見せていた。

 初めておいらん役を務めた石川さんは「並木道は砂利で歩きづらくて大変だったが、たくさんの人に良かったと言ってもらえて気持ちよかった」と大役を終えてほっとした表情。

 ツアーで訪れた宮古市の畑岡容子さん(63)は「桜が見頃の時に来たのは初めてで、おいらん行列の写真をたくさん撮った。おいらん役はとてもきれいで、手を振ってもらってうれしかった」と喜んでいた。

momottoメモ

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