花巻

カード情報流出か エーデルワイン 販売サイトに不正アクセス【花巻】

 花巻市大迫町のワイナリーエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)が運営していたオンラインショップが不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出した可能性があることが23日分かった。漏洩(ろうえい)した可能性のある期間中に決済されたのは1140件に上る。

 同社では既に監督官庁や警察に届け出ており、利用者に謝罪するとともに再発防止を図っている。

 同社によると、第三者による不正アクセスがあったオンラインショップは、2018年8月5日まで運営。同年9月にクレジットカード会社から利用者のカード情報の流出が懸念されると連絡を受け、調査機関による調査を開始した。

 その結果、15年7月8日から昨年8月5日までにオンラインショップで購入した顧客のカード情報が流出し、一部が不正利用された可能性があることが確認されたという。

 期間内に決済が成立した注文数は1140件で、▽カード名義人名▽クレジットカード番号▽有効期限▽セキュリティーコード―などの漏洩が考えられるという。同社では顧客に対してメールで連絡し、ホームページでも利用明細の確認などの対応を呼び掛けている。

 小林雅明総務部長は「ご迷惑をお掛けし、おわび申し上げる。事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムの変更、セキュリティー対策の強化などの再発防止を図る」としている。

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