花巻

SL銀河 出発進行 ファンら一番列車見送る JR釜石線【花巻】

高坂駅長と花巻保育園児の「出発進行」の合図で走り出すSL銀河=JR花巻駅

 蒸気機関車「SL銀河」の2019年度の運行が29日、始まった。運行開始5周年の今年度は、秋まで土日を中心にJR釜石線花巻-釜石間の90・2キロを走行する。初日は花巻駅で出発式が行われ、関係者や鉄道ファンらが一番列車を見送り、待望の運行開始を祝った。

 出発に先立って同駅1番ホームでは、関係者ら100人が出席して運行開始5周年のセレモニーが行われた。花巻保育園児14人による「星めぐりの歌」の披露に続き、石田享JR盛岡支社長が「5年間の運行で多くの乗客に利用され、半分が首都圏からだった。今年は『いわて春の観光キャンペーン いわて幸せ大作戦!』をはじめ観光イベント、ラグビーワールドカップも行われる。花巻、遠野、釜石エリアを盛り上げていきたい」とあいさつ。来賓の上田東一花巻市長、本田敏秋遠野市長が祝辞を寄せた。5周年記念で機関車の正面に付けるヘッドマークの披露も行われた。

 一番列車の見送りでは、岩手花巻春日流鹿踊(ししおどり)保存協議会のメンバーが勇壮な演舞を披露。高坂郁夫駅長が園児たちと右手を高く挙げて出発を告げると、SLが汽笛を鳴らし、黒煙を吹き上げて力強く走り出した。

 ホームには首都圏からの乗客や大勢の鉄道ファンが集まり、カメラでSLの雄姿を収めた。市内から訪れたSLファンの男性(40)は「毎回見ているが間近で見るとすごい迫力。今年も沿線で撮りたい」と話した。高坂駅長は「宮沢賢治の世界観を身近に感じてもらえる車両。今年度も旅を楽しんでいただきたい」と魅力を語る。

 客車は4両編成(定員176人)。今回は5周年に合わせ機関車に赤色のラインを入れるなど塗色を変更。同支社によると、今年度は9月29日まで上下48本を運行し、10月以降も運行が予定されている。

 初日は満席で、大型連休期間中も5月2、3日と5、6日はほぼ満席の状況という。昨年度までは計310本が運行され、延べ4万5000人が列車の旅を楽しんだ。

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