県内外

令和の幕開け豪快な書道で 岩手女子高がパフォーマンス

「令和」の文字を書き表す岩手女子高書道部員=盛岡市のカワトク前

 令和初日の1日、県内各地で令和元年を祝うイベントが催された。盛岡市内でも改元記念のパフォーマンスや郷土芸能が繰り広げられ、新しい時代の幕開けを彩った。

 同市菜園のパルクアベニュー・カワトク前では、岩手女子高校書道部が「令和」の文字とメッセージを書くパフォーマンスが行われた。

 書道部の1~3年生11人が出演。人気アイドルグループ嵐の軽快な楽曲に合わせ、縦3メートル、横9メートルの大型書道紙にローラーで虹を描いたり、毛筆で歌詞をつづったりした。終盤には新時代への期待を込め、「花咲(さく) 夢開(ひらく) 令和」の文字を豪快に書き上げ、観客から盛んな拍手を浴びた。

 同市仙北町の会社員男性(40)は「躍動感があり、新時代にぴったりのパフォーマンスだった。とても元気をもらえた」と感銘を受けていた。

 部員らが今回書いた作品は、6日までパルクアベニュー・カワトクに展示される。佐々木瑠奈部長(17)は「新しい時代を幸せに駆け抜けられるよう、全力で書くことができた。平和で豊かな時代になってほしい」と願っていた。

さんさ踊りもあでやかに
▲盛岡さんさ踊りを披露し、新時代を祝うミスさんさの女性ら=盛岡市のイオンモール盛岡

 盛岡市前潟のイオンモール盛岡では、「盛岡さんさ踊り」が披露された。ミスさんさ踊りの女性らがあでやかな舞を繰り広げ、令和が幸福な時代であるよう祈念した。

 同店や盛岡さんさ踊り実行委員会が企画。ミスさんさ、ミス太鼓などの10人が出演した。

 ミスさんさの4人が「皆さんに福が来るよう、心を込めて踊ります」とあいさつ。迫力ある太鼓の音に合わせ、「サッコラーチョイワヤッセー」の掛け声を発しながら、晴れやかな笑顔で伝統の踊りを披露した。新時代の幕開けにふさわしい華やかなパフォーマンスに、見物客は楽しそうに見入っていた。

 滝沢市の自営業松森政雄さん(71)は「太鼓の音を聞いてわくわくした。ミスさんさの踊りも素晴らしく、令和の始まりを気持ちよく迎えられた」と笑顔で語った。

 2018年ミスさんさの看護師一戸艶香さん(24)=盛岡市松園=は「新鮮な気持ちで踊ることができた。令和の時代にも伝統を受け継ぎ、地域を活気づけていきたい」と話していた。

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