一関・平泉

薫風揺らす桃色のカーテン 花泉・老松 フジ見頃【一関】

及川さん方で咲き誇るフジの花。歩道の上に美しい桃色のカーテンをつくっている=一関市花泉町老松字照盛地内

 一関地方で見頃を迎えているフジの花。一関市花泉町老松字照盛地内の歩道では美しい桃色のカーテンが現れ、風にそよぐ壮麗な花が道行く人たちを癒やしている。

 フジは及川伊都子さん(73)方で栽培。40年程前に庭に植樹し、自宅西側にあるフェンスを支柱にして少しずつ枝を伸ばしてきた。

 現在は長さ約15メートルになり、毎年5月になると鮮やかな桃色の花を付けて歩道の上を覆う。

 及川さんによると、自宅前の歩道は人通りが少ないものの、田園地帯を通る道沿いに突如現れるフジの花はドライバーを驚かせるようで、「(車が)自宅前の道路でいつも減速していて不思議に思っていたが、みんな花を見ているようだ」と目を細める。

 写真撮影に来るカメラマンもおり、今では老松の人気スポットに。及川さんは「顔を近づけるといい香りがする。まだつぼみもたくさんあるので、今月いっぱいは楽しめるはず。事故に気を付けて見てほしい」と話している。

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