北上・西和賀

中国との“絆”見頃 ふれあい広場 洛陽牡丹花見会【北上】

洛陽牡丹花見会で見頃のボタンを観賞する参加者

 北上市日中友好協会(伊藤彬会長)は16日、同市下鬼柳の和賀川ふれあい広場で「洛陽牡丹(ぼたん)花見会」を開いた。参加者が中国・河南省の洛陽市から友好の証しとして贈られたボタンを観賞し、末永い日中友好を願った。

 北上市は1993年に洛陽市との交流を始め、洛陽市の関係者が2001年と06年に北上市入りした際、ボタンの苗木800本が寄贈された。苗木を植樹した同広場で、毎年美しい花を咲かせており、世界的にも有名な洛陽のボタンを多くの市民に見てもらおうと、18年に続いて花見会を企画した。

 広場では見頃を迎えたボリュームたっぷりの赤やピンク、紫、白など色とりどりの花が咲き誇り、参加者は写真を撮るなどして好天の下、満開のボタンにじっくりと見入っていた。同日は北上市の友好都市で中国・三門峡市の訪問団も日本への視察に伴い北上入りし、広場を見学した。

 家族と訪れた川村光さん(30)=北上市大通り=は「見頃を観賞したのは初めてでいろいろな種類があって驚いた。たくさんの人が足を運び花をめでてもらいたい」、伊藤会長は「洛陽との交流やボタン園のことを知っている人は意外と少ない。より多くの人に見てもらい友好交流につなげていけたら」と願っていた。

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