一関・平泉

栗駒山 あす山開き 須川コース立ち入り禁止 県、安全確保を周知徹底【一関】

須川コースの一部立ち入り禁止を知らせる掲示(左)。登山者への周知が図られている=13日、一関市厳美町の須川高原温泉付近の登山口

 岩手、宮城、秋田の3県にまたがる栗駒山(1626メートル)は、19日に山開きを迎える。岩手県側の須川コースは火山ガス発生に伴い、一部立ち入り禁止となる。県は登山道管理者として安全確保に向けた対応を進めながら、登山者に無理のない行動を呼び掛けている。

 栗駒山は、2018年に指定50周年を迎えた栗駒国定公園の主峰。夏は高山植物、秋は山肌を染める紅葉が見どころで、5月から10月にかけて大勢の登山者が訪れる。

 山開きの当日、岩手県側は須川ビジターセンター前で午前10時から、宮城県側はいわかがみ平登山口で午前9時から安全祈願が行われる。昭和湖付近で高濃度の硫化水素ガスが観測されたため、岩手県側の須川コースは一部立ち入り禁止となる。それに伴い、一関市観光協会の山開き登山ツアーも例年と異なり、岩手県側の名残ケ原周辺を巡るトレッキングツアーと、宮城県側のいわかがみ平から山頂を目指す登山ツアーが企画された。

 県は一部立ち入り禁止についてホームページに告知文と地図を掲載しているほか、登山口や道の駅、温泉施設などにポスターやチラシを配布。秋田、宮城両県とも連携して周知を図っている。

 一部立ち入り禁止の区間は須川コースの地獄谷、昭和湖を含む苔花台から天狗平までで、バリケードや看板の設置作業が進められている。迂回(うかい)ルートとなる産沼コースは雪崩や崩落の危険があるとみられ、雪解けの状況を見ながら刈り払いや標識などで整備される。

 県自然保護課は「登山者に危険を理解してもらう形で一部立ち入り禁止を周知できるように対応していく。迂回ルートの利用は雪解け後にお願いしたい」としている。

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