一関・平泉

能舞台で鎮魂の奏で 中尊寺 7月コンサート 元ウィーン・フィル首席奏者ら出演【平泉】

「中尊寺レクイエムコンサート ウィーンフィルの奏で」のチラシ

 東北復興祈念チャリティー「中尊寺レクイエムコンサート ウィーンフィルの奏で」(平泉・一関国際音楽祭実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は、7月4日午後2時から平泉町の中尊寺白山神社能舞台で開かれる。元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席ソロクラリネット奏者のペーター・シュミードルさんと著名な弦楽器奏者4人が出演。東日本大震災の犠牲者鎮魂と早期復興を祈念し新緑の能舞台で美しい音色を響かせる。

 同大震災を機に2011年から始まり、今年は日本とオーストリアの友好150周年も記念し開催。シュミードルさんのほか、ペーター・ヴェヒターさん(元同楽団首席バイオリン奏者)、三又治彦さん(NHK交響楽団バイオリン奏者)、シンシア・リャオさん(ウィーン室内管弦楽団首席バイオリン奏者)、ヨナーシュ・クレイチーさん(同楽団首席チェロ奏者)が出演し、カザルスの「鳥の歌」、モーツァルトの「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」、シューベルトの「弦楽四重奏曲 Nо.14 二短調D-810『死と乙女』」、ヨハン・シュトラウスⅡ世の「春の声 ワルツ」を奏でる。

 午後1時開場で、2時からの開会セレモニーに続き同15分開演。入場料は3000円(当日は500円増)で、益金の一部を被災者支援に充てる。小雨決行だが雨の状況により会場を同寺本堂に変更する。問い合わせは一関市観光協会=0191(23)0066=、またはベリーノホテル一関=0191(23)4111=へ。

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