高齢女性が特殊詐欺被害 奥州署が注意喚起
奥州署は31日、奥州市内の高齢女性が、市役所職員をかたる電話でキャッシュカードをだまし取られ、現金を引き出される特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、市役所職員を名乗る男から「保険金の払い戻しがある」などと女性に電話があり、女性はキャッシュカードをだまし取られた。その後、カードで現金が引き出されたらしい。
同署生活安全課は、保険金の還付に関して役所がこのような電話をすることはなく、また、キャッシュカードを受け取る役割の犯人がまだ県内に潜伏している恐れがあるとしている。
「同じような手口の被害が県内でも発生しており、今後も新たな被害が続く恐れがある。電話がかかってきたら質問に答えず、いったん電話を切って警察に通報してほしい」と注意を呼び掛けている。