県内外

最先端の情報技術紹介 いわてフェア13団体出展 来場者が魅力体感

静脈認証の入退室管理システムなど、最新の情報通信技術が紹介された「いわてICTフェア2019」

 「いわてICTフェア2019」(実行委主催)は7日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開かれた。県内外の企業や大学が、安全・安心な暮らしをはじめ、働き方改革、防災、観光などに役立つ最新のICT(情報通信技術)を紹介した。

 情報通信月間(5月15~6月15日)に合わせ、ICTを東日本大震災からの復興や地域活性化に役立ててもらおうと開催。今回は大手企業をはじめ、県立大や地元企業など計13団体が出展した。

 このうち富士通のブースでは、位置連動観光アプリ「たびしるべ」を紹介。スマートフォンなどにダウンロードすると、旅行先に応じた観光情報がタイムリーに表示される。また、使用者のこれまでの検索履歴などから趣味を分析し、好みの飲食店や観光スポットを薦める機能を搭載。初めての土地であっても、使用者が困惑しないように旅をサポートする。

 このほか、事務作業を効率化する働き方改革のためのツールや、手の平の静脈で本人確認を行う入退室管理システムなどの体験コーナーもあり、来場者の注目を集めていた。

 県科学・情報政策室の山田翔平地域情報化担当課長は「企業のパンフレットだけでは分かりにくいことも多い。最先端の技術に実際に触れて魅力を体感することで、ICTでどんなことができるのかを多くの人に知ってもらいたい」と語っていた。

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