一関・平泉

消防団員さん いらっしゃい 「応援の店」周知へ 市内登録第1号店にのぼり旗【一関】

大森団長(中央)からのぼり旗を受け取る丹野代表

 一関市消防団(大森忠雄団長)は11日、「いわて消防団応援の店」に登録している同市中里の「食事処やまじん」にのぼり旗を贈呈した。消防団員が登録店の決めたサービスを受けられる制度を市民に周知し、利用率向上や登録店舗の拡充を図る初めての取り組み。関係者は「制度が市民の目に触れる機会を増やし、消防団員の志願増加につなげたい」としている。

 市内の登録店舗第1号として、同店は2018年2月から団員の食事代から100円を割り引いている。

 大森団長らが店を訪れ、「日ごろより消防団の活動にご理解いただき感謝する。のぼり旗の掲示でさらなる制度の周知に協力をお願いします」と丹野健代表に手渡した。

 丹野代表は「割引を使ってくれる常連の団員はいるが、団員カードを忘れたり、提示をためらったりしてサービスを使わない人もいる」と利用状況を語り、「地域への恩返しとして制度に登録したので、団員の方には遠慮なく声を掛けていただき、たくさん店を利用してもらいたい」と願っていた。

 いわて消防団応援の店は消防団員が交付された団員カードを提示することで、登録している飲食店などで割引や特典といったサービスが提供される仕組み。消防団員の増員を目的に県が17年に開始した。県内の登録店舗は4月24日現在で21市町村212店舗に上るが、一関市内は15店舗にとどまるほか、消防団員の認識不足から利用率が停滞している。

 市消防団は市内の残りの登録店舗にものぼり旗を贈り、制度の登録をPRする。

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