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岩手・宮城内陸地震から11年 震災記憶 後世に 教訓踏まえ防災意識を

岩手・宮城内陸地震の災害遺構として保存されている旧祭畤大橋=一関市厳美町

 奥州市衣川で最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震は14日、2008年6月14日の発生から11年を迎えた。大きな被害に見舞われた一関市厳美町は、さまざまな復旧工事が既に終了し、落橋した旧祭畤大橋が災害遺構として被害の大きさを伝えている。同市内では発生時刻の午前8時43分に合わせた「シェイクアウト訓練」を今年も実施し、市民らに身を守る行動を取ってもらうことで防災意識の向上につなげる。【社会面に関連】

 岩手・宮城内陸地震は、奥州市衣川と宮城県栗原市で最大震度6強を観測し、本県では一関、奥州両市で2人が死亡、37人が重軽傷を負った。住宅被害が1000棟以上に上り、土木関係の被害は国道342号の旧祭畤大橋が崩壊したほか、大規模な山腹崩壊や崩落土砂による河道閉塞(へいそく)も起きた。

 復旧工事や治山事業などは全て完了し、住民は平穏を取り戻している。現在は旧祭畤大橋や落石モニュメントなどが被害の大きさを伝える災害遺構としてその役割を果たしており、例年この時期になると、市内外から児童生徒が学習のために現地を訪れるほか、大規模災害の教訓を踏まえた防災訓練なども行われている。

 10年の節目で行われたシェイクアウト訓練は今年も発生時刻に合わせて実施する。屋外広報マストやFMあすも専用ラジオから地震発生を知らせる訓練放送を流し、全市民が自宅や学校、職場などで安全確認行動を取るよう呼び掛ける。

 震源地に近い同市厳美町の厳美中学校では、防災教育の一環で栗原市の栗駒山麓ジオパークビジターセンターを見学し、市内の被害について学習する。

▲本社小型無人機(ドローン)で撮影

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