花巻

高山植物 食害防げ 早池峰・河原の坊登山コース 防鹿柵を設置【花巻】

早池峰山の標高1500メートル付近にネットを設置する関係者

 早池峰山でニホンジカによる高山植物の食害が確認されているのを受け、花巻市東部と遠野市の国有林を管理する岩手南部森林管理署遠野支署は26日、河原の坊登山口から入山し、登山コースに防鹿柵を設置した。

 同支署、東北森林管理局から8人が参加。現在閉鎖されている河原の坊登山道の標高1500メートル付近に強化繊維を使ったネットを設置した。同支署などは2018年度からネット設置に取り組んでおり、前回の周囲50メートルから今回は約150メートルに区域を拡張。支柱を立てるのに難航し一部でネットを設置できなかったが近日中に再び作業に当たるという。ネットは降雪前の11月上旬に撤去し、来春再び設置する予定。

 早池峰山周辺ではシカの生息頭数が増加しており、東北森林管理局の調査によると、生息密度は11年から17年にかけて5・5倍となった。近年は標高1500メートル付近にも出現するようになり、ミヤマヤマブキショウマや固有種のナンブトウウチソウなどに食痕が確認されているという。

 同支署の野木宏祐支署長は「来月以降、県と三陸北部森林管理署が小田越コースの周辺にも複数箇所設置する予定で、当支署としても取り組みを継続していくよう努める。根本的には捕獲を通じて適正な個体数を維持する必要があり、関係自治体と連携、協力して促進したい」としている。

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