奥州・金ケ崎

怒って笑って魅力体感 狂言愛好団体彦根ほへと会 本公演前に「鎌腹」披露【奥州】

9月の彦根ほへと会公演に向けたプレ公演として開かれている「狂言と詩のひととき」

 狂言愛好団体「彦根ほへと会」に所属する小澤祥子さん=奥州市水沢星ガ丘町=による「狂言と詩のひととき」は1日、同市胆沢の若柳地区センターで開かれた。同日は狂言「鎌腹」を演じたほか、観客に喜怒哀楽の表現を紹介するなどして狂言の楽しさを伝え、9月に同会が行う本公演への来場を呼び掛けた。

 小澤さんは大学卒業後、滋賀県で国語やフランス語の講師を務めていた時に大蔵流狂言師に習い、海外でも公演している。同会は、9月8日に同市水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)で公演を行う予定。今回の「狂言と詩…」は、プレ公演として4月から今月にかけて胆江地域2市町で開いている。

 1日の狂言では、怠け者の「太郎」を小澤さん、太郎の妻を藤波大吾さん=同市水沢黒石町=が演じた。仕事に精を出さないことを怒った妻に追い回された太郎は、山仕事中に自分で死のうとして腹を切ろうとしたり、首を切ろうとしたりするが、怖くてなかなか死に切れないという内容。以前は小澤さんのみで一部を披露していたが、藤波さんの協力でストーリー展開の幅が広がった。

 演じ終わった後、小澤さんは「狂言は歩き方、立ち方、感情表現などが決まっている」と話して、怒り、笑いなどの表現の仕方を紹介。観客に「一緒にやってみましょう」と呼び掛けて、会場全体で怒ったり笑ったりして演技を楽しんだ。初めて見たという女性は「せりふは難しいが、動作などで理解できて楽しかった」と話していた。

 プレ公演の「狂言と詩…」は、24日に金ケ崎町・街地区生涯教育センター、29日に前沢地区センターで午後1時30分から開かれる。問い合わせは小澤さん=0197(23)2519=へ。

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