北上・西和賀

最大規模の特養完成 さくら爽竣工式 地域福祉 充実誓う【北上】

関係者が施設の完成を祝った特別養護老人ホームさくら爽の増築棟竣工式

 北上市の社会福祉法人清智会が運営する特別養護老人ホームさくら爽の増築棟竣工(しゅんこう)式は17日、同市さくら通りの現地で行われた。新棟整備は特養の需要拡大に対応したもので100床を増床。関係者が県内最大規模となる特養施設の完成を祝い、地域のさらなる福祉充実を誓った。

 神事に続く式典には市や設計・施工業者、同法人関係者など約40人が出席。同法人の山岡豊理事長は「利用者、職員に喜ばれる施設を目指し、グループ法人による医療のバックアップや大規模特養の強みを生かしながら社会貢献していく」と決意を述べた。

 増築した新棟「きぼう棟」は、さくら爽西側の敷地内に整備。2018年9月に着工、6月に完成した。鉄筋コンクリート造り3階建てで、4891平方メートルを増築し延べ床面積9982平方メートル。各階が既存棟と渡り廊下で連結する。

 ユニット個室型で全体の定員は長期170人、短期10人。介護、看護、栄養などの専門職に加え新たにリハビリスタッフを配置する。増築棟3階には大人数で利用できるホールを設けた。総事業費約17億2028万円。県と市から合わせて4億4000万円超の補助を受けた。

 今後、系列の介護老人保健施設北上きぼう苑(同市本石町)を廃止し、きぼう苑入所者をさくら爽に優先的に受け入れる方針。

 18日には午前10時と午後2時からの計2回内覧会を開催する。

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