花巻

甘酸っぱい旬の味 ブルーベリー園、盛況【花巻】

ブルーベリーの摘み取りを楽しむ親子連れ

 県内最大規模を誇る花巻市鍋倉の観光農園「だいわブルーベリー園」では、背丈ほどの高さの木に濃い紫色をしたブルーベリーの粒がたわわに実り、訪れた家族連れなど多くの人たちが摘み取っては甘酸っぱい旬の味を楽しんでいる。

 造園や土木工事を営む同市の大和造園土木(鎌田定悦代表取締役)が2009年に約0・5ヘクタールの圃場(ほじょう)で開園。年々規模を拡大し、現在は2カ所計1・5ヘクタールに36種、約3000株を栽培。今シーズンは5月から6月にかけて天候に恵まれたことで生育が順調に進み、初めてミツバチを放ったことで受粉率が高まり例年より多くの粒が実っている。今季の営業を開始した6日以降、週末を中心に多くの来場者でにぎわっている。

 現在は「ノースランド」「ウェイマウス」「ブルーポイント」といった早生品種などが実を付けており、曇天となった18日は摘み取りを楽しむ家族連れらの姿が見られた。母親と一緒に訪れた矢巾町の会社員佐藤美奈子さん(24)は「大好きなブルーベリーの摘み取りがしたくて初めて訪れた。多くの品種があることに驚き、おなかいっぱい食べることができた」と笑顔を見せた。

 鎌田代表取締役は「多い日では200人を超す来場があり、県内外はもとより台湾を中心に海外からも団体客が訪れている。無農薬栽培なので洗わず安心して食べることができる。これから夏休みに入るので家族で一緒に摘み取りに訪れてほしい」と呼び掛けている。

 開園期間は8月10日ごろまでで、時間は午前9時~午後5時(入園受付は午後4時まで)。入園料は一般700円、小学生以下500円(3歳以下は無料)。問い合わせは同社=0198(24)4888=へ。

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