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野球日本代表 U―12に髙橋選手(北上ゴブリンズ) 侍ジャパン 東北で唯一 知事表敬し活躍誓う【岩手】

侍ジャパンU―12に選ばれ大会に向け決意を述べる髙橋選手(中央)

 台湾・台南市で開催される第5回「WBSC(世界野球ソフトボール連盟)U―12ワールドカップ」に出場する野球日本代表(侍ジャパン)U―12に、北上リトルリーグ「北上ゴブリンズ」所属の髙橋昇聖選手(花巻市立矢沢中1年)が選ばれた。県内初で、今回東北地方から選抜されたのは高橋選手のみ。18日には達増拓也知事を表敬し大会での活躍を誓った。

 侍ジャパンU―12は硬式野球の指定5団体に所属する選手から選出。髙橋選手は動画による審査・選考「デジタルチャレンジ」を通過し、44人が参加した6月8日に神奈川県の東芝総合グラウンドで行われた最終トライアウトで代表18人に選ばれた。

 ワールドカップでは8番を背負い、投手と外野で選手登録する。テンポの良いピッチングに、フルスイングでどこのコースでも長打にできるバッティングが強み。髙橋選手は表敬に際し「持ち味はみんなとコミュニケーションを取れること。試合の時は自分から声を出し頂点を目指す。日本代表としてもいつものプレーを発揮したい」と決意した。

 リトルリーグ県協会の軽石義則会長、荒川喜彦理事長、柏葉千秋事務局長、北上リトルリーグ事務局長で髙橋選手の父清海さん(47)も同席。軽石会長は「県を代表し国を代表し世界大会へ行く。とても誇らしく、次の選手にも夢と希望を与える」と述べ、達増知事は「自分らしさを発揮しベストを尽くしてほしい」と激励した。

 大会は台湾・台南市で26日から8月4日まで開催。世界を代表する12の国・地域が参加する。二つのグループに分かれ、総当たり戦のオープニングラウンドを戦い、上位3チームが進むスーパーラウンドで別グループの3チームと対戦。大会最終日の4日に決勝と3位決定戦を行う。

 日本はチャイニーズ・タイペイ、キューバ、チェコ、南アフリカ、フィジーと同じグループAに所属し、26日の初戦はチェコと対戦する。

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