花巻東、初戦は鳴門(徳島) 全国高校野球選手権大会
第101回全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園球場)の組み合わせ抽選会は3日、大阪市のフェスティバルホールで開かれた。2年連続10度目の出場となる本県代表の花巻東は、大会第4日(9日)の1回戦第1試合で、鳴門(徳島)と対戦が決まった。
【8、社会面に関連】
鳴門は2年連続13度目の出場で、先発メンバーの大半は前回大会を経験する。主戦の左腕西野知輝(3年)は緩急をつけた投球が持ち味で、徳島大会では全5試合を一人で投げ抜いた。打線は4番浦和博(3年)に力があり、犠打を絡め手堅く得点する。
花巻東はエース西舘勇陽、左腕中森至(ともに3年)らタイプの違う投手陣がそろう。打線は勝負強さが光り、中軸の3番中村勇真主将(3年)、4番水谷公省(2年)は長打力がある。
今大会には、49代表が出場。花巻東と鳴門の顔合わせは2013年の準々決勝以来で、その試合は花巻東が5-4で勝利している。県勢としては、盛岡大附が16年の3回戦で対戦し、9-11で敗れている。
花巻東は09年、13年に4強、15年に16強入り。昨夏は1回戦敗退を喫しており、夏の甲子園で4年ぶりの初戦突破を目指す。
鳴門はとにかく打撃の良いチームという印象。初戦の4日目まで時間があるので、しっかりと対策を練りたい。甲子園行きが決まってから、チームの雰囲気はいい。練習の質も上がってきているし、投手陣の状態も良い。全力でぶつかりたい。
花巻東は全国でも名の通ったチーム。チャレンジャーとして胸を借りるつもりでぶつかりたい。早く本番になってほしいと、わくわくした気持ち。自分もキャプテンとしてみんなをサポートし、1番打者として頑張る。
momottoメモ
第101回全国高校野球選手権大会に、2年連続10度目の出場を決めた花巻東。岩手大会では多彩なタイプの投手陣を擁し、好機を着実に物にする勝負強い打線で勝ち上がり、初の夏連覇を達成した。岩手大会での戦いぶりを振り返りながら、「岩手から日本一」を目指すチームの投打の戦力を分析する。(文中敬称略、2回続き)